自民党の高市早苗総裁は9日、中国共産党政府による内モンゴル自治区での人権侵害に強い懸念を示すメッセージを出した。「今もなお、南モンゴルにおいて、中国共産党による弾圧が続いていることに憤りを禁じ得ません」と指摘し、「自由、法の支配、基本的人権など普遍的な価値を共に守るために連帯を強めていきたい」と訴えた。
「想像を絶する苦難と犠牲」
高市氏は自民党有志による「南モンゴルを支援する議員連盟」の会長を務めており、国会内で開かれた国際フォーラム「南モンゴル自由・独立運動の歴史と展望」(主催・南モンゴルクリルタイ、世界モンゴル人連盟)にメッセージを寄せた。
自治区を巡っては、1960年代の文化大革命で入植した漢人によって、中国当局の公式見解だけで約3万人のモンゴル人が殺害されるなどした。現在もモンゴル語や伝統文化の教育制限が強化されている。
高市氏は「多くのモンゴルの人々が、自らの言語、歴史、文化や価値観を守るため、民族の誇りを勝ち取るために、想像を絶する苦難と犠牲を伴いながら闘い続けてきた」と振り返り、「人種や国籍にかかわらず一人でも多くの方にこの問題の存在を知っていただき、関心を持っていただく」と訴えた。(奥原慎平)
https://www.sankei.com/article/20251009-RFTDKUGOYNDK5GNL2KPV4U4O4I/

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